”ビットコイン(BTC)とは何か簡単に知りたい”、”ビットコインを買うべきか迷っている”、そんな初心者の方向けに、BTCの基礎知識をわかりやすく解説します。
本記事では、ビットコインの基礎知識と価格推移を解説します。
この記事を読むことで、ビットコインの特徴と将来性を理解できます。
今後の価格予想も載せています。
本記事のまとめ
- 最も有名な仮想通貨「PoW」でマイニングを行い、ブロックチェーンを作成
- 発行枚数が2,100万枚に制限され、4年に1回の頻度で「半減期」がある
- 誰でも、いつでも、銀行などを使わず個人的に、安全かつ信頼できる方法で、送金することが可能
- 一方でハッキングや、規制などのリスクもある
- 現在価格低迷中。歴史が繰り返されるのであれば、半減期後に大きな価格上昇をする可能性あり
その前に:ブロックチェーン技術と仮想通貨について
(基礎知識があるかたは”その前に”を、読み飛ばしてください。)
その前に1:ブロックチェーン技術とは
ブロックチェーンとは「分散台帳」と訳される、世界規模で分散されたネットワーク内に記録される帳簿。
大規模なP2Pネットワーク(サーバーなしの個人間ネットワーク)の参加者が取引の正しさを検証、承認する。
その取引データをブロックとして記録し、それをどんどん追加してチェーンのように連なったもの。
特徴
・銀行などの第3者が介在しない
・分散されている(一部のネットワークがだめになっても、ほかを使用できる。)
・暗号技術を使った高度なセキュリティ
・透明性:いつでもだれでもデータの正しさを検証できる。不正、改ざんできない。
例)【誰でも、いつでも、銀行などを使わず個人的に、安全かつ信頼できる方法で、送金できる技術】
イメージとしては、【みんながみんなで見張ってる、みんなで正しいと証明している。】でしょうか。
この技術は様々なことに利用でき、仮想通貨、NFTなどもこの技術を利用したものなのですね。
その前に2:仮想通貨(暗号資産、クリプト)とは
・実体を持たない暗号化されたデジタル通貨
・ブロックチェーン技術を使用
・国家による価値の保証はない
・世界で3000種以上の通貨が存在している
仮想通貨=ビットコイン ではなく、ほかにもアルトコイン(ビットコイン以外の通貨)が多数存在します。
その前に3:仮想通貨と法定通貨との違い
ビットコインを含む仮想通貨は、ブロックチェーン技術をするため、”中央集権でない”(国、金融機関などの管理者不在)が大きな特徴です。
そのため、下記2点が法定通貨との大きな違いとして挙げられます。
- 第三者からの価値の裏付けなし
- 発行元がいない(管理者がいない)
国家による価値の裏付けがなく、需要と供給のみによって価格が決まるります。
ですので、法定通貨に比べ、価格変動が激しくなる傾向にあります。
その前に4:仮想通貨に対するリスク
まだ、仮想通貨の歴史は浅く、様々なリスクが存在します。
- 激しい価格変動のリスク:価値の裏付けがなく、需要と共有に左右される
- パスワード紛失のリスク:管理者がいないので、秘密鍵の管理が自身で行う必要がある
- 取引所の破綻・ハッキングリスク*
- 法令や税制変更によるリスク:中央集権者、管理者による規制
*↓過去のハッキング事例紹介とコールドウォレットの必要性を解説しています。
上記特徴をもつ仮想通貨は、現在の金融構造を変えてしまう可能性があります。
法定通貨を管理する国などから規制がかかるのは避けられないでしょう。
中央集権、既得権益との戦いですね。
ただ、無法地帯よりも、ある程度規制がある方が仮想通貨は広がりやすい、
という意見もあり、その動向に今後も要注目です。
ビットコイン(BTC)とは!?
ビットコインの特徴
ビットコインは、2008年10月「サトシ・ナカモト」を名乗る人物が発表した論文から始まりました。
■特徴
・ブロックチェーン技術を使った最も有名な仮想通貨
・コンセンサスアルゴリズム「PoW*」でマイニングを行い、ブロックを作成
・発行枚数が2,100万枚に制限
・4年に1回の頻度で「半減期*」がある
*PoW(Proof of Work)
PoWでは、マイニング(計算処理)して作ったブロックを参加者達で検証し、承認されればそのマイニングした人がブロックチェーンに繋いで、報酬を獲得。
デメリット
・計算量の51%以上を占有できれば、ネットワークへの攻撃が可能。(ビットコイン取引量=計算量は膨大なので、そのような計算量をで攻撃することは現時点不可能と言われてます。)
・計算量と計算スピードが重要で、大量の高性能コンピュータが必要。そのエネルギー源として、大きな消費電力が必要となり、環境負荷があがると批判を受けている。
・取引にかかる時間が長い(スケーラビリティ問題):ビットコインは10分に1度のブロック形成
*「半減期」:インフレを抑制するためのシステムが組み込まれている。
上記の通りマイニングをしたマイナーには報酬として新規発行のビットコインが送られます。
半減期を迎えるとマイニング報酬が半分になります。2140年頃に上限の2,100万枚に到達します。
回数 | 半減期 | 新規発行量 |
---|---|---|
1回目 | 2012年11月 | 25BTC |
2回目 | 2016年7月 | 12.5BTC |
3回目 | 2020年5月 | 6.25BTC |
4回目 | 2024年5月(予定) | 3.125BTC |
「サトシ・ナカモト」はいまだ正体不明で、2011年より沈黙を保っています。
様々な憶測が飛び交っています。下記はその一例
・個人ではなくグループかも
・日本に住んでいたことがあるらしいが、英語のネイティブスピーカーぽい
・活動時間より、北米、中央アメリカ、南米あたりに住んでいたのかも
ビットコイン適用例:送金
ブロックチェーン技術により、ビットコインを使えば、
誰でも、いつでも、銀行などを使わず個人的に、安全かつ信頼できる方法で、送金することができます。
・銀行口座を持っていなくても、携帯(仮想通貨wallet)を持っていれば、直接「個人」に送付可能
・第3者が介在しないので、銀行などと比較して手数料が安い
・いつでも、送金額の制限なく送金、受け取りが可能
寄付金が、対象者にいきわたっていないことが問題になっていますが、
この技術を使えば、直接使ってほしい人に送金できますね。
日本国内でも様々なサービスにビットコインを使用できるようになってきています。
ビックカメラやコジマなどの家電量販店や、多数のECサイトで使用することが可能です。
例)世界初の技術を使ったECショッピングサイトcryptomallの紹介
最近では、あのメルカリも2023年春から暗号資産を取り扱うとのニュースもあります。
ビットコインで商品を購入した際は、税金について注意が必要です。
↓仮想通貨の税金について、詳しく解説しています。
ビットコイン価格推移、今後の価格予想
価格推移
■BTC価格(2022年11月9日時点):$18347.28
出典:CoinGeckoサイト
2021年の最高値から比べて、1/3以下になっています。
2022年11月時点で、発行上限2100万枚のうち1920万枚がすでに発行されています。
今後の価格予想
DigitalCoinPriceによる各年の最高価格予想では、下記となっています。
10年後には、現時から最大6倍程度の価格上昇を見込んでいるようです。
2022年11月時点の価格:$17,076.18
- 2023年:$30,888.87
- 2026年:$50,667.44
- 2031年:$120,994.70
あくまで予想です。
が、私は次回の半減期2024年5月(予定)において、
”半減期で購入し、その後1~1.5年で売却”をトライしてみます。
半減期前後の価格上下繰り返しながら、将来的には価格上昇していくとみています。
ビットコイン将来性
前述のブロックチェーン技術とその特徴により、ビットコインの将来性は非常に大きく、
世界の常識になる可能性も考えられます。
実際に現在まで、数々の規制と闘いながら、多様な用途に広く利用され始めています。
ここでは、過去の価格推移から未来価格を予想してみましょう。
前述の通り、ビットコインはインフレ抑制のため4年に1回の「半減期」という仕組みが導入されています。
半減期と、価格の関係をみてみましょう。
過去3回の半減期後、いずれも1年~1.5年程度で最高値を迎えています。
もしこの歴史を繰り返すのであれば、
”半減期で購入し、その後1~1.5年で売却”すれば、数倍のリターンが期待できます。
参考)
ビットコイン半減期は210000ブロック毎にやってきます。
ですので、いつ半減期が来るか正確な日時はわかりません。
日時を知りたい方は、都度、下記カウントダウンを確認することをおすすめします。↓
ビットコイン購入方法
ビットコインは国内取引所から購入できます。
下記に購入方法を詳しく解説しています。
コインチェックでビットコインを購入する方法↓
bitFlyerでビットコインを購入する方法↓
【ビットコイン(BTC)簡単解説】半減期が価格に関係!? まとめ
本記事のまとめ
- 最も有名な仮想通貨「PoW」でマイニングを行い、ブロックチェーンを作成
- 発行枚数が2,100万枚に制限され、4年に1回の頻度で「半減期」がある
- 誰でも、いつでも、銀行などを使わず個人的に、安全かつ信頼できる方法で、送金することが可能
- 一方でハッキングや、規制などのリスクもある
- 現在価格低迷中。歴史が繰り返されるのであれば、半減期後に大きな価格上昇をする可能性あり
本記事を読んでいただくことで、ビットコインの特徴、価格推移と将来性をご理解いただけたと思います。
もし歴史が繰り返されるのであれば、半減期後に大きな価格上昇をする可能性があるのでは!?
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